第28回党大会に代議員として参加しました。静岡県熱海市にある伊豆学習会館で5日間、全国から1000人近い代議員・評議員が集まります。初めての参加でしたのでどんな場所でどんな雰囲気なのかと緊張していましたが、会場は熱気で溢れ国会や地方の議員と記念写真を撮るなど全国の仲間と交流する姿があちこちで見られます。私も「隠れ共産党宣言」の小松泰信さん、高知県知事選挙で野党統一候補として奮闘された松本けんじさんとパシャリ!
あたたかい雰囲気がある中でも議事がはじまると誰しも真剣に聞き入る姿に大会の大きな意義を感じます。しかし一日約8時間の議事を集中し続けることは大変で、休憩時間はストレッチで体を伸ばし会場で売られているふかし芋を食べたりコーヒーを飲んだりとリフレッシュを挟みながら一日一日を大切に臨みました。
宿泊は会場から一駅離れた温泉旅館で、学生の合宿でよく使われているところだそうです。7人部屋で夜になるといびきと寝言の大合唱がはじまりますが、大学生や地方議員・農業組合の方など年代もばらばらのメンバーで共に過ごし意見交流することも大会の醍醐味です。
会場までは急な坂を30分以上かけて登りますが、国会議員も一般の党員も同じ坂を声を掛け合いながらそれぞれのペースで登っていく光景はまさに私たち日本共産党の活動そのものです。口々に「坂がしんどい」と話題になりますが、なくてはならない坂なのかも知れません。
元気と勇気が沸き上がった大会の経験を今後の活動に活かしていきます。
かけあるき
うちのサクラ
テレビドラマはお好きですか。今秋「1話ごとに1年が経過する」という手法に惹かれ『同期のサクラ』という高畑充希さんが主演のドラマを観ています。大手建設会社に入社した主人公北野サクラは同僚や上司、社長であっても忖度せずに真っ直ぐと自らの意見を伝えます。目上の人に向かって反論するのはとても勇気がいることですし、そのことによって不当な扱いを受ける場合もあります。それでも夢のため、良い仕事をするためと意見する姿に魅力を感じます。
私の家族にもサクラがいます。5歳年の離れた妹「あかね」は東京でひとつの夢に区切りをつけ新しい仕事に就きました。試用期間の身でありながら残業をし同僚へのフォローができるほどに仕事を覚えたそうです。しかし会社のために良かれと思って意見したことが上司のプライドを傷つけたようで解雇を言い渡されてしまいます。
理不尽な相手とうまく立ち振る舞うことも仕事だと学んだようですが、彼女は中学生の時にも校長の物言いに納得できずに話し合いをしたことがありましたので変わらないかも知れません。立場のある人にとっては耳が痛い話も組織の成長には必要です、私たちの仕事もそうなのでは?
こちらは『桜を見る会』、税金で安倍首相の地元後援会員を数百人規模でご招待!っておかしくありませんか。そのことをズバリ報道するのはしんぶん赤旗だけ。やっぱり安倍政権にとって耳の痛い日本共産党がいなくちゃだめですね。
安倍首相よ桜よりもサクラをみよ。
北海道地震発生直後
首都圏に上陸した台風15号の影響で最大93万軒が停電し住民の暮らしに大きな支障が生じています。
1年前の北海道胆振東部地震では、苫東厚真発電所の停止によりブラックアウト、泊発電所では外部電源を失い使用済み核燃料の貯蔵プールの冷却を非常用発電機で行うという事態となりました。
災害と電力は切っても切れない問題ですが、やはり原発はゼロに!の声を上げ続けていかなくてはならないと強く感じているところです。
9月3日、北海道反原発連合の主催によりはじめて福島の原発事故被災地域へ視察に行きました。過酷事故を起こした第一原発から、今年ようやく廃炉が決定した第二原発までの周辺の町を見て回りました。国道沿いには8年が経過した今でも物々しくバリケードが張り巡らせており、誰もいない住宅やガソリンスタンド、飲食店などの建物が今もそのまま残されており、まさにゴーストタウンと化しています。
そのバリケードも来年には20メートル後ろに下げることが決まったようですが、除染作業が終わったからではなく見栄えが悪いからという理由で下げるのだそう。このように復旧・復興の名の下に場当たり的な行政や国の政策を垣間見ることができます。
子育て世代を地域に戻すために16億円かけて校舎を増改築するも児童が集まらずに休校となってしまった小学校や、道路一本を挟んで600万円も補助金に差があり住民同士がいがみ合う関係になってしまったことなど、原発事故の恐ろしさや複雑さを痛感しました。
これからが本番
統一地方選挙が終わり妻とささやかな「お疲れさま会」と称し近所の飲食店へと行きました。席へと着きメニューを眺めていますと隣の席から「年金がもらえないならもう払いたくない!」と女性の話し声が聞こえてきます。将来は年金がもらえないといわれて久しい若い世代、加えて年金だけでは2000万円も老後資金が不足するときけば年金制度に信頼がおけるはずもありません。
7月参議院選挙では高額所得者の保険料をただすこと、積立金200兆円の取りくずし、現役世代の賃上げと正社員化を柱に「減らない年金」をつくることを提案しましたがどれ程までに政策が浸透していたのかは気になるところです。実際に選挙後のお礼対話では「共産党の年金政策に希望が持てた」というご意見がある一方で年金政策については知らず、自らの年金に不安がないために興味がないとの声も。
しかし残念に思っている時間はありません。どうしたら政策が伝わり、政治を身近に感じてもらえるのかを日々考え行動に移していかなくてはなりません。隣の席の若い女性は「学校を卒業して就職してからはやりたいことが見つからないし、将来の夢や希望がない。人に対して好きとか嫌いとかの感情も湧かなくなってきた」と続けます。
今年は二つの選挙を慌ただしく駆け抜けてきましたが、これからが本番だ!という気持ちでいます。あの若い女性がいつか社会に希望が持てるように。
まずは自分らしくやりたいことを
先日、道内の民青に所属する高校生・大学生の集会に参加をさせていただきました。私も学生の皆さんに混じって「進路」というテーマで語らいました。
子どもの頃から仮面ライダーなどの戦隊シリーズが好きで被災地で活動する自衛隊に憧れているという男子高校生、社会運動を経て憲法が大切だと感じ弁護士を志したという女子高校生。デザイナーになることが夢だけど思い描いた通りの仕事ができなかったらと悩む高校生や、周りが進路を決めているなかで進路が決まらずに焦っているという大学生もいます。
私も自らの経験を話しました。「30歳の私が言うと変に思うかも知れませんが、私の進路が見つかったのはつい最近のことなんです。私は大学を卒業した後やりたいことが見つけられずに職業訓練に通いました。その後カラオケ店、食品会社、カプセルホテルと仕事を転々としました。あるきっかけがあり選挙に出ることになって幸運にも当選をさせてもらい議員という仕事を一生懸命頑張ってきました。でも2回目の選挙で落ちて、その時に思ったんです、困っている人を助けることができる強い政治家になりたいと。はたから見ればもう政治家なのかも知れませんが、本当にこの人がいて良かったと思ってもらえる政治家を目指したいと心から思いました。だから焦るなと言えば無責任ですが、後から夢が見つかることもあるし、夢や目標が変わることもあります。だからまずは自分らしくやりたいことに挑戦してみてみるのもいいと思います。」
若者が夢をあきらめない社会へ!決意を新たにしたひと時でした。
「ダイちゃんに叱られる」 – トキメキの4年間
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」(^^)/
「チコちゃんに叱られる」という番組をご存知かと思います。5才のチコちゃんの素朴な疑問にゲストが答えるという番組で、知らないでいるとチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまいます。
トキメキ
番組でこんな質問がありました。「大人になるとなぜ1年がだんだん早く感じるようになるの?」というものです。
答えは・・・1年が早くすぎると感じるひとは人生にトキメキが無くなったから、だそうです。
例えば子どもは、目の前にハンバーグがあると「やったーハンバーグだ」「ハンバーグはどうやって作るのかな?」「このニンジン星の形をしている」と新しい発見や疑問、驚きなどたくさんのトキメキがある。しかし大人になるとただ見慣れた料理を食べるだけになり、トキメキを忘れてしまった大人の1年はあっという間に過ぎていきます。
冷静さも
私にとってこの4年間はたくさんの疑問と気づき、悔しさや喜びなどトキメキの連続でした。
議会では市民の声を大切に感情をこめてたくさんの質問をしてきましたが、あまり感情的になりすぎると空回ってしまうので冷静さも大切にするようにしました。
すると他の会派の議員から「最近ダイちゃん怒ってないね」と言われたほどです。さしずめ「ダイちゃんに叱られる」といったところでしょうか。
まだまだ解決しなくてはならない課題、前進させなくてはならない政策がたくさんあります。必ず再選を果たし、さらにパワフルに市民の願いを実現させます。
議会も選挙も最後まで全力で頑張ります!