かけあるき
若者が希望を持てる社会を
25歳
25歳で立候補を決意した私もこの2月で30回目の誕生日を迎えます。1989年、母は18時間の痛みとの闘いのすえに吸引器の助けをかりて私を出産しました。予定日より三週間も早く体重は2,832グラムでしたが、1か月後には4キロへ。その後とがった時期もありましたが、いまでは心も体も丸く育ちました。
とくにこの4年間は議員として、皆さんに大きく成長させていただきました。右も左も分からずに飛び込んだ政治の世界で、自らの役割と真っ直ぐに向き合ってきました。
思い出すのは当選から3か月後の文教委員会「豊滝小学校の統廃合問題」です。地域住民の合意のないまま一方的に統廃合を進めるのはやめてほしいとの陳情が議会に提出され、私は南区へ向かいました。
地域住民の思いを聞き、子どもたちが通う学校や通学路を見て、市が進める統廃合の問題点とデタラメぶりを厳しく追及しました。この経験が、直接当事者の話を聞き現場を自分の目で見ることを大切にする、私の礎となりました。
同世代
さて1989年生まれには錦織圭さんやハリーポッターで有名になった俳優ダニエル・ラドクリフさんが名を連ねますが、消費税が生まれたのもこの年です。
消費税は導入時の3%から自民党政権のもとで成長を続け、今年は10%にまで手をかけようとしています。
今年30歳を迎える働き盛り世代・子育て世代の家計を圧迫する「同級生」消費税の成長はここで終わりにして、若者が希望を持てる社会をご一緒につくりましょう。
東区役所前駅の段差の解消~(2019年)3月工事が決まりました
地下鉄駅周辺で毎朝おこなっている街頭宣伝も、後援会の皆さんに支えられ4年が経ちます。この季節は通勤・通学に急ぐ皆さんが凍結した路面で転ばぬよう砂まきからはじめています。
地下鉄駅についてはこれまで、出入り口の段差の解消、歩道の舗装や点字ブロックの修理、駐輪場のハト除けなど課題を解決してきたところです。
この間も、市民の方から東区役所前駅2番出口(マックスバリュ隣)の急な段差をゆるくしてほしいとの要望がありましたので交通局にかけあっていました。
何度かのやり取りの後「段差は15㎝を基本とし、やむを得ない場合は18㎝とする」と決められている歩道橋や地下歩道などをつくるときの基準をもとに、一番高い20㎝の箇所を2㎝縮める工事を来年(2019年)の3月に行うことが決まりました。
しかし、たったの2㎝では依然として段差がきついという状況は変わらないのではないでしょうか。春に私がおこなった調査ではほとんどの出入り口の段差は10㎝前後で、20㎝もの高さがあるのは東区役所前駅だけです。大幅に改善することはできないのか、工事の許可を出す建設局とも話し合いを進めています。
さて、これが今年最後のかけある記です。皆さんにお伝えしたいことを、読みやすいよう工夫しながら書いてきました。時より「今回の記事面白かったよ」「トイレの平岡」と声をかけていただき大変励みになりました。
来年はいよいよ選挙!最後の最後までかけぬける決意です。
利益第一が日本を壊す
安倍政権は人手不足の解消を理由に、外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案を今国会で成立させようとしています。しかし技能実習生として日本で働く外国人労働者の劣悪な労働環境が国会で次々と明らかになるなか、札幌でも人材派遣会社が暴力団員と結託し、資格制度を悪用してベトナム人を工事現場に派遣するという事件が起きました。
昨年(2017)の12月、市議会に提案された高齢者支援計画には「外国人介護人材活用」が盛り込まれ私が質問に立ちました。札幌市は「介護人材の不足を補うために外国人の活用が必要だ」と言いますが、低賃金・重労働という現状を解決するための処遇改善こそ優先すべきです。
また介護の仕事には、さまざまな年齢や性格、思い伝えることが困難な利用者や認知症の方を介助するための正しい知識とコミュニケーション能力が求められます。外国人が異国の言語や文化を理解し対応するには高いハードルがあると指摘しました。
そもそも日本の労働者をないがしろにし、人材不足を口実に安い労働者を使いつぶそうという安倍政治の考え方が、大量リストラのかげで私腹を肥やすカルロス・ゴーンのような経営者を生み出しているのではないでしょうか。最後にカルロス・ゴーンの迷言を紹介します。
カルロス・ゴーンの迷言
「どんな改革においても重点を置かなければならないのは『人』です。私たちがしようと思うこと、そのすべての背後には必ず『人』がいるのです。そして、同時に改革を推進するスタッフがモチベーションを持てる環境を作ること。これこそがトップや上司の役目だと思います。」
北海道地震から四日
大地震が道内を襲ってから四日が経過しました。スーパーやデパートが再開をはじめ少しずつ日常を取り戻しつつありますが、今も二千人を超える人たちが避難生活を強いられています。
とくに被害が深刻だった清田区もそうですが、東区でも陥没・液状化した道路が多く完全復旧にはまだまだ時間がかかります。地震後、地域を歩きうかがった要望も含め復旧と対策について市議団一丸となって取り組んでいきます。
かく言う私も、こぼれた水に足をとられ転倒し膝に大きな青アザをつくってしまったことはここだけの話です。
今回、震源近くにある苫東厚真火力発電が運転を停止し稼働中だった他の発電所も連鎖的に止まり道内全域停電、いわゆるブラックアウトが起きました。これがもしも厳冬期であれば、凍死者をだすさらなる悲劇を呼んでいたことでしょう。
原因は道内のほぼ半分の消費電力を苫東厚真の一か所で供給していたからだそうです。大地震への十分な対策を怠った北電の責任は極めて重たいと言わなくてはなりません。
また「泊原発が動いていれば停電はなかった」との意見もあるようですが、電力はすべての発電所が歩調を合わせながら常時変動する需要に合わせて発電しているため出力調整の出来ない原子力発電ではバランスが悪く、最悪の場合原子炉が爆発する可能性があると専門家は指摘しています。
台風と地震を立て続けに経験してか体調を崩される方が増えています。お体に気を付けてお過ごしください。