「そばにしようかな」と蕎麦屋に立ち寄る安倍首相に店員さんが「モリにしますか、カケにしますか」と聞き、たまらず逃げ出す安倍首相。東京新聞に掲載されたマンガのひとコマです。
「ゴールデンウイークが終われば国民は忘れる」などと言われていた閣僚らの暴言、不祥事の任命責任も果たされないまま、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐり、安倍首相への忖度が働いたかどうかが焦点となっています。森友学園問題しかり、権力者による国政の私物化が問われる重大問題です。
また先日、過去に「マスコミを懲らしめる」「巫女のくせになんだ」などと発言した自民党の大西議員が会合で「(がん患者は)働かなくていい」という劣悪極まるヤジを飛ばしました。この大西議員に関しては、元格闘家で現在はダンスパフォーマンスなどをしている須藤元気氏がネットに「今話題になっている大西議員のホームページに僕が推薦人になっていると知人に教えてもらいましたが僕は推薦文を書いてません。何かのパーティで一度お会いした記憶はありますが、お話すらほとんどしていません。政治家の倫理観はどうなっているんでしょうか?」と投稿し、自身のホームページに無断で推薦人として掲載していたことが明らかになりました。
来年度から小学校で「道徳」がひとつの教科とされます。このこと自体は個人の内面に関わる指導や、評価をめぐる価値観の押し付けなどの懸念がありますが。人としての道徳を学ぶべきは安倍政権ではないでしょうか。