2017年2月28日、初めて札幌市長に直接質問を行う、代表質問(日本共産党)に立ちました。緊張しながら本会議場に入ると、他会派の議員から「大ちゃん、たくさん人が来てるよ期待されてるね」と声をかけられ傍聴席を見上げるといっぱいの傍聴者。「よし、やるぞ」と気合いが入りました。
45分間にわたる質問で、高すぎる国保料の引き下げや敬老パスの利用拡大、除排雪体制の強化などの提案を行いました。
中でも、市職員の不正・不祥事の問題は重要です。麻生球場と円山動物園の談合事件は記憶に新しいと思いますが、このような談合・契約違反、傷害・暴行、わいせつ行為、窃盗、飲酒運転などが2016年度は21件もあり、前年から増えているのが実態です。
しかし、前日の他会派の代表質問でこれまでの市政運営の総括を求められた秋元市長は「子育て支援に力を入れ、冬季アジア大会も成功させ、当初のプランを着実に進めている。」と答弁し、この間の不正・不祥事問題への反省は一切ありませんでした。反省なくして前進なし、「不正・不祥事を発生させない職場づくりに努める」と、私の質問に答えたことが守られるよう厳しい目で見ていかなくてはなりません。
また総工費1000億円規模といわれる都心アクセス道路の市民アンケートは、寄せられた意見の賛否が二分されていたにもかかわらず、あたかも大多数の市民が賛成しているように報告していることは問題だと厳しく追及しました。
初めての代表質問は反省も残りましたが、これを糧にさらに成長していきたいと思います。傍聴に来ていただきました皆さまにこの場を借りて感謝申し上げます、ありがとうございました。
調査・活動
アスベストを含む断熱材はく落問題での緊急申し入れ
小中学校をはじめとする28ヵ所の市有施設(11月2日時点)で健康に有害なアスベストを含む煙突用断熱材がはがれ落ちていたことが大きな問題になっています。ここ東区では札苗小学校や伏古小学校などでアスベストが見つかり、子どもや保護者に不安が広がっています。また東区体育館などでは現在も調査が続いています。
アスベストは発がん性があるとして2006年に製造・使用が禁止され、2014年にはそれぞれの自治体による除去や飛散防止が義務化されました。
しかし札幌市は施設の点検をおこたり、国に対しては「問題なし」と報告していました。
アスベストが検出された学校ではボイラーの運転停止によって給食が作れず冷たいパンが提供されたり、暖房の停止で休館を検討せざるをえない施設もでてくるなど、一刻も早い解決が求められています。
私たち日本共産党札幌市議団は7日、市長に対して。万全な安全対策・除去工事はもちろんのこと、市民に対して正確な情報を公表し説明責任を果たすことや、温かい学校給食の回復にむけて全力で取り組むことなど申し入れを行いました。
街の灯りに暗雲
ビールの美味しい季節。真夏日が4日多い今年(2016)はさっぽろ大道りビアガーデンでは119万人が来場し、ビールの消費量は中ジョッキ89万杯分!前年にも増して賑わっています。
しかし一方、歓楽街ススキノでは「風俗営業法(風営法)」による取り締まりが強化され、スナックの経営者らの逮捕が相次いでいます。
「風営法」は性風俗の乱れを取り締まることを目的に作られ、2016年6月に改正され取り締まりが強まり。ここ数年間でススキノでの逮捕者は20人近く、罰金は100万円、拘留は2週間前後。廃業に追い込まれた店もあります。
なぜ逮捕されるのか?
それは風俗営業の許可を取っていない店「特定遊興飲食店」が禁止されている「接待」をしたことが理由です。風営法では接待について「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」と規定しており、お客さんの隣に女性が座りお酌や談笑することや、カラオケの歌声を褒めたり、ママが選曲することも禁止しています。
それでは営業許可を取れば良いのではないか?
許可を取ることは経営者にとって大きなデメリットがあります。特定遊興飲食店であれば日の出まで営業することができますが、許可を取るとススキノではAM1時までしか営業することができません。また信用保険協会の保証対象外となり、金融機関から融資を受けることが難しくなります。
カラオケを歌い談笑することが風俗環境の乱れにつながるのか、警察の取り締まりが過度なものではないのか。街の活気が失わることを心配しています。
札幌市としても出来ることがないのか調査します。
「保育園落ちたの私だ」 – 平岡だいすけ 札幌市に待機児童解消など求める
保育園の入園選考で子どもが落とされた母親のブログに共感が広がり、「実際に起こっているのか確かめようがない」と平然と述べた安倍首相に対して父母が怒りを爆発させて
います。
国会前には「保育園落ちたの私だ」というプラカードを手にした父母たちが集まり、高校生が「保育士目指しているの私だ」と保育士の待遇改善を訴えるまでに発展しています。
保育所に入りたくても入れない待機児童は、北海道には約7万2千人、札幌では1200人以上もいます。
私、平岡だいすけは札幌市議会で
- 認可保育所を増やして待機児童解消を行なうこと
- 認可保育所は園庭があることなど保育の質が保たれる施設にすること
- 保育料を軽減すること
- 保育士の待遇改善を行なうこと
を求めています。札幌市はできるだけお金をかけないように「国のせいだ」と責任転換をしていますが、子どもを健やかに育てられる環境をつくるために今後も頑張ります!
平岡だいすけ事務所だより 2016-01-31
お母さん・お父さんの運動が「やむを得ない」を動かした! – 札幌市長へ要望
「子ども・子育て支援新制度」により、9月から保育園を利用する多くの世帯の保育料が上がりました。それも1万円、2万円の大きな値上げで、子どもの多い世帯では3万円もの値上がりになり「とても生活できない」と悲鳴があがっています。
私たち日本共産党は9月の議会でこのことを取り上げ「大幅に保育料が値上がりした世帯には特別な支援を講じるべきだ」と秋元市長に追及しましたが「制度上やむを得ないものだ、保育料の軽減といった救済措置はできない」と冷たい答えでした。
しかしその後、保育団体・保護者の皆さんが札幌市に対して異議申し立てやマスコミへの呼びかけをおこない保育料の値上がり問題が大きな話題になりました。
私たちも10月の議会で、「他の市では保育料が急激に上がらないよう対策をしている」「少子高齢化に逆行することになる」と厳しく追及しました。
すると11月の始め、秋元市長は記者会見で「3人以上子どもがいて、年収が変わらないのに保育料が上がった748世帯に対して9月にさかのぼって激変緩和措置ということを実施したいと考えている」と発表しました。しかし対象は狭く在園児のみです、これから保育園に通う新入園児も対象にするよう今後の議会で求めていきます。